異彩を放つ美しいデザインに
ロータリーエンジンを搭載した
孤高のREスポーツ・・・
SE3P マツダRX-8!
超高回転まで一気に回りきる
ロータリーのフィール、
そしてその独特なサウンドは
唯一無二の存在!
そんな魅力にあふれる
SE3PのRX-8の中古相場を
チェックしてみると、
年式もたってきているだけに
値段が高かろうが安かろうが
10万km前後は
走っているのが多いですが
そんな状況だけにRX-8を
中古で狙っているなら気になるのが
買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか。
今回はRX-8の中古で気になる
故障や弱点を「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
弱点①:セルモーターの故障
はい、RX-8と言えば・・・
というくらいに整備工場さんから
お問い合わせが多い弱点な部品。
それがセルモーター(スターター)
RX-8の特に初期モデルである
前期型や中期型にトラブルが多く
エンジンのかかりが悪いなど
不具合が発生しやすい状況です。
このRX-8のセルモーターは
初期モデルの出力は1.4Kwで
それが2.0Kwに出力アップされ、
さらに出力はそのままだけど
内部構成を変更したりと何回か
アップデートがされているほど。
それだけマツダサイドでも
問題視していたのがうかがえます。
ちなみにこのセルモーター、
新品定価は4万オーバーですし
安価なリビルト品でも3万程度
工賃も含めれば5万コース覚悟の
高額修理になってしまいます。
弱点②:ラジエター
整備工場や一般ユーザーさんから
ちょこまかお問い合わせがある
熱交換器であるラジエター。
どんなクルマでもラジエターは
経年劣化による水漏れトラブルが
避けられない状況ではありますが、
RX-8では特に前期型は
お問い合わせが多い印象があります。
気になるラジエターの新品価格は
6万オーバーといい値段しますし、
安価な社外品であっても
2~3万程度は覚悟、
交換工賃や冷却水などの
費用が加われば5万オーバー覚悟の
ちょっと痛い修理代になりますし、
で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!
注意点①:危険な燃料漏れや足まわりのリコール
次にSE3P RX-8には注意したい
危険なトラブルがあります。
それは・・・
リコールもアナウンスされた
①燃料漏れ
【マツダリコール情報】
https://www2.mazda.co.jp/service/recall/ra/20170601106/
②足回り部品の脱落⇒走行不能
【マツダ リコール情報】
https://www2.mazda.co.jp/service/recall/ra/20170531107/
まず上記リコール情報①は
燃料ポンプの樹脂パイプの
耐久性が不足していることから
マフラーの熱や燃圧などの影響で
パイプに亀裂が入りガソリンが漏れ
車両火災の危険性が!
次に②の走行不能の危険性もある
足回り部品のトラブルは、
ロアアームのボールジョイントが
走行中に大きな衝撃が加わると
脱落する危険性があります。
例えば高速道路など走行中に
こんなことが発生したとなれば
急にハンドルがとられて・・・
と、ゾッとするような状況に!
これらのリコールは、
前期~中期のRX8が該当しているので
リコールの改善措置を受けているか
しっかり確認したいところです。
でも、中古車買う時に
リコールの改善措置って
ちゃんとやってるんじゃないの?
と思うかもしれませんが、
整備工場さんからいろいろと
部品のお問い合わせがくる中で
・あ、それリコール対象ですよ
・保証延長になってるから
ディーラーいけばタダで直りますよ
って話しをすることも
実は少なくないんです・・・
だから店頭に並んでいる中古車が
必ずしもリコール対応されているとは
限らない状況にあるんじゃないかと。
燃料漏れで火災や足回り部品が脱落し
事故にもなりかねない内容なだけに
あなたが狙っている
RX-8の中古があるなら
しっかり確認したいところです!
注意点②:カスタムされたRX-8の中古車
車高調やダウンサスなどで
バリッとローダウンされ
甲高くむせび泣く
NAロータリーサウンドを奏でる
マフラーやエキマニ、触媒など
交換されたマツダRX-8!
中古車情報を見ていると
「いいね~、わかってるね~^^」
と思ってしまうような
カッコよくチューニング、
カスタムされたRX-8の中古が
多くでていますが
そんなチューニングされた
SE3P マツダRX-8の中古を
購入するなら注意したいのが
・車検対応のカスタムか
・純正部品は残っているか
ということ。
日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみで
・サスペンション1台分
・センターとリヤのマフラー
・ヘッドライト
といったお問い合わせがよく来ます。
マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、
ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、
いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし
ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。
で、RX-8の中古部品を探してみると
希少価値が高いスポーツカーで
タダで部品取りになるような
クルマではないので
まず見つかりません・・・
廃車とか事故車はすぐにショップさんとか
バイヤーさんが押さえちゃうから部品取りに
回されないんですよね~・・・
【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!
新品で交換となれば
すぐに5万や10万が飛んでいくだけに
車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、
あなたが購入した後に
車検の時など困った状況に
見舞われかねません・・・
カスタム・チューニングされた
マツダRX-8の中古を買うなら
・車検に対応しているか
・純正部品は残っているか
といったことは
確認しておくのが安心です!
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
注意点③:意外と多いエアコンの故障
春~秋に整備工場さんから
意外とお問い合わせが多いのが
・エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが
SE3PのRX-8は後期型であっても
年数がたってきているだけに
経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり
いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。
春~秋にかけて故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、
注意したいのが
修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
⇒RX-8の中古、故障リスクを回避するには
セルモーターの故障をはじめ
年数がたってきているだけに
なにかとトラブルが避けられない
SE3PのマツダRX-8。
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。
たとえば・・・、
・オルタネーター(発電機)
・MTやオートマ
・センサー部品
・パワステ関係
RX-8の電動パワステラックもチェックランプが点滅してなどのトラブルが多いですね・・・安価なリビルト品も電動タイプゆえにオーバーホールができず在庫がないですし、中古も10万kmや15万km走ったクルマから取り外したのが4~5万とかして、そんなのでも無理して整備工場さんに出荷してみたら高確率でクレームがきたりと!
・ロータリーエンジン
ロータリーゆえにリビルトエンジンを探してもなかなか完成品がなく、現物修理で100万近い金額がリビルト工場から見積回答がきたり・・・!
・純正ナビなど電装品etc.
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがRX-8を
中古で買ってから急に故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
また、車両保険で月々安価な金額で
「故障保証」をつけられるものもあるので
万一の際に高額修理になりかねないRX-8だけに
こういったものも検討するのもいいかもです^^
⇒RX-8の中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
RX-8の中古で気をつけたい
・セルモーターの故障
・ラジエターの水漏れ
・エアコンの故障
・燃料漏れなどのリコール
・カスタムされた中古車
といった弱点、注意点を
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
SE3P RX-8の中古を
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
RX-8の中古を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もせずにでしたし!
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったスカイラインが
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
RX-8の中古があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのRX-8に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか?!
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓